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屋根工事
屋根葺き替え工事
屋根の葺き替え工事とは、瓦や金属板など、既存のものを撤去して、新しい屋根材で葺き替えることです。屋根の破損·劣化の状態によって、「一部屋根葺き替え工事」と「全面屋根葺き替え工事」の2種類があります。素材によって差はありますが、大まかな目安として、日本瓦で25年~30年、スレート(コロニアル)で10年~15年、カラートタンで6~10年といわれています。同時に、雨樋の塗り替えや交換も行うのが一般的です。
メリット
・既存の屋根を取り外すので問題を根本から解決できる。
・カバー工事では確認できない下地の状況を確認出来る。
・近年の屋根材の軽量化による耐震性能の向上。
デメリット
・解体と廃材の処分に手間と費用がかかり、施工期間も長めになりやすい。

屋根カバー工事
カバー工法とは既存の屋根をそのまま残し、上から新しい金属屋根を被せる(カバーする)方法です。新しい屋根を重ねる事から、重ね葺きともいわれます。屋根リフォームでよくある葺き替え工法との違いは、既存の屋根を撤去しない事です。
メリット
・既存の屋根材を解体しない為、葺き替え工事と比べると手間と費用が掛からない。
・屋根材が2重となるので、多少なり断熱性が高まる。
・アスベスト含有のスレート屋根にも対応できる。
デメリット
・既存の屋根に重ねるために多少なり屋根が重たくなる。
・既存の屋根が瓦なら施工できない。

屋根漆喰工事
漆喰は、金属屋根やスレート屋根では使われることがありません。瓦屋根ならではのものです。漆喰は主に瓦屋根のてっぺんや山になる部分にある「棟瓦」の施工に使われています。棟瓦と平部の瓦の隙間(面戸と言います)を埋めているもの、棟瓦を見上げたときに見える半月型の白いものが漆喰です。漆喰が瓦屋根に施される主な目的は、主に2つです。
①葺き土保護のために雨水を浸入させない
②見た目を美しく保つ
劣化や割れが起こると雨水が侵入してしまい雨漏りの原因になります。欠けた漆喰が転げ落ち、雨樋に入ってしまうと雨樋が詰まる原因になる事もあります。漆喰をメンテナンスする事で美観も良くなります。




